イギリスの水は、地区によって硬水と軟水に分かれます。
硬水はイギリス中部からロンドンそして南部地区、軟水は中部より北部の地区、マンチェスター、湖水地方、ウエールズ、コンウオール地区そしてスコットランド(エジンバラはやや硬水)となります。
ロンドンは、硬水地区の中でも特に硬水濃度が高いので、留学生の中には最初にイギリスに到着した際、何となくお腹の調子が悪い、という方もいらっしゃいます。
硬水が合わない場合は、ミネラルオーターや浄水器に通した水を飲むようにするとよいでしょう。
硬水とは、イギリスの場合、石灰が混じっている水なので、湯沸かし器のケトルなどは白い石灰分がついてしまいます。
このような水質事情もあり、イギリスでは髪を洗うのが週1~2回の方が多いようです。
イギリス人曰く、髪を洗わない方が自然な脂が出て髪の健康には良い、という事のようですが、日本人には馴染みのない習慣ですね。
硬水の良い点は、紅茶が美味しく飲めるという事でしょうか。
ただし、日本茶は軟水向きの飲み物なので、硬水で日本茶を入れると冷めたら茶色に変色してしまいます。
軟水地区は、イギリス北部の湖や小高い山が多くある湖水地方で、生水が本当に美味しく飲める場所です。
留学中にいろいろな場所に行って、水の味を試してみるのも面白かもしれませんね。
※参考情報:Hard Water and Limescale