Kahori さん(34歳)ロンドン
クラスの人数 | 12~13名 |
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クラスの日本人数 | 80% |
クラスメートの国籍 | 日本、韓国、中国、台湾、タイ、トルコ、その他 (圧倒的にアジアの学生が多い) |
授業は曜日で固定されています。朝は早い日は9時から、夕方遅い日は17時までの授業です。空き時間がありますが、課題を行うことに充てるなどしていたため、平日は基本的に朝から夕方まで学校にいました。授業のスタイルとしては学生同士のディスカッションが多く、自分の頭で考えること、論理的に自己主張することに重点が置かれています。授業の質は担当教師によりますが、最もレベルの高いA-4のコースは講師が話す場面が多く、ネイティブの英語を聞く機会の少ないロンドンではとても良かったです。宿題は基本的にエッセイとプレゼンです。慣れるまで非常に苦労しましたが、分からないことは講師が親切、丁寧に教えてくれます。アカデミック英語の他にはInternational BusinessとArt、Mediaを選択しました。どの授業も大学の教養課程のような広く浅く一般的な知識を学ぶものです。イギリスならではのインターナショナルな視点で世界のビジネスやメディア事情を知ることは非常に興味深いものでした。英語力の問題で選択科目(International Business)の聞き取りや、毎期の2,500ワードのエッセイは非常に苦労しました。ただ、講師もELASの事務局スタッフも問い合わせへの対応が早く信頼が出来るので困ることがあれば都度相談し、楽しい学校生活を送ることが出来ました。日本の交換留学生が殆どを占めるコースです。クラスメイトの平均年齢が20歳ほどで若者に紛れて勉強をしました。
ELASコースの目玉は、①分析力を身に着け、論理的な文章を英語で書くための体系的なプログラム、そして②このための教材としてインターナショナルな視点で時事問題を知ることができることと思います。このため、特にイギリスの大学、大学院の進学を目指す方にとってはぴったりのコースだと思います。一つ特徴的なことは非常に日本人学生の割合が多いことです。クラスの5~8割が日本人になるため、どうしても日常が日本語環境になってしまいました。初めて海外生活をする方、特に若い学生の方にとっては安心感があり馴染みやすい環境と思いますが、英語、特にスピーキングのスキルを伸ばすためには学校以外の時間でいかにローカルの人と会話するかということが鍵になると思います。
私はもともと仕事の関係でお世話になっていたロンドン在住の方に、日本人のホストファミリーを紹介頂きました。家賃が高いロンドンで、格安のレント代で滞在できたことで経済的に非常に助かりました。クラスメイトの多くはSOASの寮に暮らしていますが、ロンドン中心部で学校を含めどこにでもアクセスが良く、皆さん快適に過ごしているようです。
思っていたよりもずっと暮らしやすい環境で驚きました。地下鉄やバスのストライキには困りましたが、それでもインフラがしっかり整備されていて、不便なく過ごしました。学生で収入が無かったので節約して生活しました。一か月の生活費(食費、交通費、その他交際費等)はおよそ10~15万円です。為替の関係もあり物価の高さには驚きました。治安面でも困ったことはありませんでしたが、暗い道を一人で歩かない、知らない場所に一人で行かないことは徹底していました。
SOASの英語コースはキャリアに直接結びつくものではありませんが、その先に大学院への進学を考えていらっしゃる方にはとても良いと思います。私の場合、異文化の中で生活をして見識を深めたいという目的には合っていました。カリキュラムがしっかりしていますし、何より多文化のロンドンの大学で学ぶという環境はとても刺激的でした。また、学期と学期の間は旅行する学生が多いです。ロンドンはヨーロッパ、アフリカへのアクセスが良いので気軽に色々な国に旅行できることも魅力です。
ノートPC、クレジットカードのPINコード、女性の方は生理用品(品質が圧倒的に違うので)。
ロンドンは物価が高いですが、何でも揃います。
前述の通り、ロンドンは多文化で日本人も多く、日本のコミュニティも確立しています。ロンドンで暮らすための情報も日本語で手に入りますし(ウェブサイトやフリーペーパー)、どうしても日本語環境になってしまいがちと思います。会話に関しては、ローカルの友人を作ること、アルバイト(接客)で英語を話す機会を出来るだけ持つようにしました。留学前の英語力は、日常会話は何とか出来るレベルでしたが、貧弱なボキャブラリーでも生活は困らないため、自分で勉強しない限り英語力は伸びないと実感しました。特に語彙を増やすことが重要だと思います。地道な反復練習が一番と思いました。英語を話す環境プラス、自習の時間が大事だと思います。
ビザ代行会社を利用しました。国際コミュニケーションセンターさんです。スタッフの方には迅速、丁寧に対応して頂けましたが、イギリス政府が必要とする書類の記載方法の規定が細かく、私自身とても心配性のため書き直しを何度もしたり、とても時間をかけて精神的にも消耗しました。留学を考えていらっしゃる方は出来るだけ早くビザの準備をすることをお勧めします。
ロンドンという歴史と文化の宝庫で、たくさんの出会いや新しい経験があり、非常に貴重な1年となりました。来る前は特に何の思い入れもなかったロンドンですが、すっかり気に入ってしまい、出来ることならばもう少し住み続けたいと思うほどです。海外に出ることで日本の文化の素晴らしさや高品質、信頼が出来ること、勤勉であることなどの美徳を再認識しました。留学以前に比較して、ずっと日本が大好きになりました。また、学校の授業や課題だけでもなかなか忙しいのですが、アルバイトやインターンシップを経験する機会にも恵まれました。大学卒業後に入社した企業に勤めて11年目(現在休職中)ですが、一から人間関係を作る経験もまた新鮮なものでした。正直に申し上げると、社会人の留学は大学院や学部で専門性を伸ばすのではない限り、キャリアの分断ともいえると思いますが、人生でどのような経験をしていきたいか、と考えたときの一つのオプションであると思います。留学生活が終わりを迎え、今度は帰国後の生活について計画を始めています。1年はあっという間でした。
Harukoさんのメールでの対応が非常に丁寧で誠実さを感じ、お願いしたいと思いました。SOASを紹介頂いたことに感謝しております。ロンドンに着いた後にも直接お会いして頂き、とても安心しました。
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